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DX・デジタル化をやたらと口にする政府関係者…本当に大丈夫?

DXという言葉。

 

あなたは聞いたことがありますか?

 

最近、インターネットや書籍、メディアなどで、よく耳にするようになってきた言葉です。

 

私の本業はITコンサルタントですので、仕事柄、経営者との会話にDXが登場することも多くなってきました。

 

日本政府もそうですよね。

 

何かあれば、DX、DX、DX…。

 

どこまで内容を熟知されておられるのやら…。

 

DXとは”デジタルトランスフォーメーション”の略で、次のような意味となります。

 

「企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、サービス・価値の提供方法を抜本的に変えること」

 

テレビで見かける評論家は、よく次のようなコメントをしています。

 

「営業・開発・調達・製造・物流…など、すべてのサプライチェーンで、デジタル化の時代がやってきます。今後、DXが進んでいくでしょう。」

 

それっぽい表現には聞こえますが…。

 

私は20年以上、ITコンサルをしていますが、製造業でデジタル化が始まったのは、今から20年以上も前のことです。

 

ロボットも活用し、POS情報も活用し、GPSSNSなどのビッグデータも活用し、効果的な販売計画や在庫管理をしているのは、もう当たり前の話です。

 

データはクラウド上に保存され、AIで定量・訂正情報を分析し、5Gとの連携も勧められています。

 

評論家をはじめ、日本政府の発言は、今さら感

 

というか、遅いんですよね…。

 

民間企業(特に大手)は、今までにやってきたIT投資の改良・改革をさらに推し進めています。

 

問題なのは、日本政府をはじめ、官公庁・自治体です。

 

デジタル化が遅れに遅れまくってますよね…。

 

縦割り行政で、マイナンバー・給付金・セキュリティとか、後手後手のグダグダ。

 

「ハンコをなくす」

 

ことは目的ではなく、仕事を効率化するための手段にすぎません。

 

法律・ルールやビジネスモデルを見直したり、業務効率を改善したり、余剰人員を整理したり…。

 

ようは、何らかの生産性を向上させることが目的になっているはずなんです。

 

持続化給付金家賃支援給付金も、システム的には、かなり陳腐なものでした。

 

そりゃ支給も遅れるわ…。

 

今後は、場当たり的な対応にならないことを期待しています。

 

 

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