スリムクラブ内間氏の住宅ローン地獄に見る教訓とは?
▼M-1準優勝のお笑い芸人、スリムクラブの内間氏(声のかすれてないほう)が苦しんでいるようです。
内間氏は、絶頂期に6000万円のマイホームを35年ローン(月額返済額20万円)で購入しました。
しかし、その後の闇営業問題、コロナ禍によって、収入は激減。
おまけに、購入したマイホームは欠陥住宅だったとのこと。
そのことを、笑いのネタにしていたこともあり、
「内間氏=欠陥住宅」
のイメージが定着してしまいした。
こうなってくると、生活レベルを落とすためにマイホームを売却したくても、買い手を見つけることが難しくなってきます。
売値を大幅に下げるか、開き直って”お笑い芸人の住んだ住宅”ブランドをアピールするか…。
気の毒ですが、自業自得の典型例でしょう。
内間氏には、なんとか、この状況を打開してもらいたいと祈っています。
そして、本件で、私が一番言いたかったことは…
お笑い芸人に限らず、
”35年間ずっと安定した収入を得るのは難しい世の中になってきている”
ということです。
マイホーム購入時は収入があったとしても、35年先にはどうなっているか、誰もわかりません。
今、売れてるユーチューバーが、35年間、ネタを提供し続けることが可能でしょうか?
ましてや、浮き沈みの激しい芸能人。
住宅ローンだけで月額20万円を返済し続けることが、どれだけリスクのあることか…。
終身雇用や年功序列といった昭和型の働き方は崩壊しつつあり、会社員も安泰ではなくなってきています。
マイホームを買うか、賃貸に住み続けるかは究極の選択です。(画一的な正解はありません。)
マイホームを買う場合においては、充分な頭金であるとか、可能な返済額であるとか、生命保険の見直しとか、家計の状況を充分にシミュレーションした上で、意思決定することが重要です。
私は、いちおうファイナンシャル・プランナーです。
言葉で書くと、当たり前のことのように聞こえますが、マイホーム購入に関しては、結構、リスクヘッジの甘い人が多いような気がします。
関係する方はご一考を。