有事にプライマリーバランスを黒字化しようとしている財務大臣って一体…
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アメリカでは、国民全員へ、3回目の給付金が支給される見通しのようです。
これに対して、日本では、財務大臣が次のことを明らかにしました。
”昨年支給した国民全員への一律10万円の再支給はもうない”
この点については、賛否両論ありますが、
”困っている人へ優先的に支給されればいい”
と、百歩譲ったとしましょう。
しかし、財務大臣は次の点についても言及しています。
”プライマリーバランスの黒字化を目指す”
は?
プライマリーバランスとは、簡単に言うと、政府の収入と支出の差のことをいいます。
いわば、政府の財布(家計)ですね。
国民からの税金が収入で、国民に使っている分が支出になります。
日本のプライマリーバランスは、ずっと赤字が続いている状況です。
このため、日本では、国債(借金)を発行しまくって、やりくりしているのが現状です。
黒字化したいということは、財布のヒモを引き締めるということです。
平時であればいいんですが、現在はコロナ禍による有事(大災害)です。
この時期に、財布のヒモを引き締めるとはどういうことなのでしょうか?
しかも、それを上から目線で断言するとは…。
国民が困っている時に、財布のヒモを引き締める?
逆ですよね。
今、お金を困っている国民のために使わないのであれば、政府の役割は何なのでしょうか?
そもそも財布の中身は、本来、国民全員のものであるはずです。
国民には自粛のお願いだけして、政府の財布のヒモは引き締める。
もしくは増税や罰則によって収入を増やす?
これでは、国民の気持ちは離れていきますよ…。
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