社会全体のために使われる税金…別の視点から考えてみよう!
▼
ご訪問、ありがとうございます。
最近、メディアで取り上げられた3つの話題。
・多くの疑惑を抱えて結婚した小室夫妻に関わるお金の出所
・10月31日に当選後、支給された10月の文通費100万円(領収書なし・非課税)
・無免許運転で雲隠れした政治家に支払われる給与や賞与
いずれも、何が問題なのかといえば、我々国民から集めた税金の使い道がおかしい点にあります。
我々国民には、税金を納める義務があります。
当然のことながら、納めた税金は、無駄遣いせずに社会に役立ててほしいのです。
快適な街づくりや、困っている人を助けるためのお金であれば、あちこちから批判や文句はでないと思います。
上記3つの問題も、潔白なのであれば、税金が正しく使われていることをきちんと説明すればいいだけの話です。
税金はみんなのために使われるものですので。
…と、ここまでは教科書通りのお話。
経済的に、税金には、もう一つ役割があります。
それは…
「国民にとって望ましくないことをさせなくすること」
です。
代表的な例は、たばこ税でしょうか。
喫煙者には申し訳ないですが、たばこは喫煙者だけでなく周囲の人にとってもいい影響はありません。
たばこで健康が損なわれれば、医療負担なども増え、社会保障、経済負担も増加します。
そこで、たばこを吸う量をできるだけ少なくするために、たばこに対して税金をかけます。
これで、たばこを吸う人に対して、少しでもブレーキをかけることができますよね。
あと、現代社会にとって、環境が重要なことはご存知ですよね。
環境にとってよくない石油やガソリンに税金をかけることで、なるべく二酸化炭素を出さないエネルギーにシフトさせようとすることができます。
どこかの国では、糖分を控えるための砂糖税なるものも紹介されてました。
このように、税金の上げ下げを見るたびに、政府がどういった方向に舵取りをしたいのか、ある程度、推測することができます。
多くの方にとって、消費税以外の税金は、あまり実感がなく興味が薄いかもしれません。
しかし、実態として、所得税は高くなって、法人税は安くなっています。
これは、個人よりも法人、特に多くの税金を納めてくれると予想される大企業を優遇したいことによります。
不動産に関する税金(不動産取得税や固定資産税)も、特例により変化し、住宅ローン控除などの控除枠(支払った税金を戻すための制度)も、政府の政策によって増減しています。
最近、言われ始めた金融資産課税も、どの層から税金を集めるのか、政策の一環です。
いかがでしょう。
個人経営をする場合、自分のビジネスだけでなく、この税金の変化もウォッチしながら、お金の管理をしていくことがとても重要です。
税金って面白いですよね。
あまり面白くない方は…
個人事業や起業には向いてないのかもしれません…。
↻
Re: deds 様へ
dedsさん、こんにちは。税金を負担せずに便益のみを得るフリーライダー。悪意の有無にかかわらず、費用を負担する者と便益を受ける者が一致しない点については、一考しないといけないのかもしれませんね。[ 返信 ]▼ ▲