GoTo全国一斉停止…日本政府の次のシナリオとは?
▼まず、新型コロナと戦ってくれている医療従事者のみなさまに、心から感謝いたします。
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さて、菅政権の支持率が下がる中、GoToトラベルが全国一斉停止となりましたね。
緊急事態宣言や学校一斉休校のときと同様、調整なきサプライズを感じました。
支持率低下の影響が大きいのでしょうか。
年末年始を控え、飲食・観光業などの現場は、大パニックでしょうね。
キャンセルとか日付とかFromToとか、複雑すぎます。(気の毒…。)
しかも、これは他人事ではなく、キャンセル料などの負担はおそらく税金…。(後手後手…。)
ただ、感染防止の意味においては、GoToの一時休止は妥当な判断だったと思います。
・海外からの規制緩和
・気温や湿度
・日本人の慣れ
など、GoToだけでなく、他にも感染拡大の理由はあると思われます。
しかし、とりあえず、一時的にでも、ヒトの動きを止めないと感染拡大の歯止めが効かないので、メッセージ性・アナウンス効果という意味では妥当な判断ではなかったかと思います。(停止や再開の基準くらいは示してほしかったんですが…。)
次なる政府の対応は、
「年末年始をどう過ごしてほしいのか」
国民に明確なメッセージを与えることだと思います。
若者に影響力のある人・インフルエンサーを活用するのもよいでしょう。
おそらく、国民には
”静かな年末年始を過ごしてほしい”
と発信すると思われます。
しかし、ここに政府のいやらしい思惑が垣間見えてきます。
2つのシナリオが考えられるからです。
GoTo停止のメドである1/11の時点において:
・感染が収束した→政府の対応がよかった
・感染が拡大した→GoToを止めたのに収束しなかった。よって、感染拡大の原因はGoToではなかった
いずれにしても、政府には逃げ道ができてしまいます。
まぁ、政府の詭弁はさておき…
私は、感染拡大を防止するためのカギは、会社・学校が休みとなる年末年始休暇にあると思います。
前回の記事でも書きましたが…
我々国民は、もう新型コロナに慣れきっています。
年末年始も自粛することなく、普通に過ごすでしょう。
これに対して、どのようなメッセージを発するのか。
後の教科書において、菅総理の新型コロナ対策がどのように評価されるのか、ここにかかってくると思っています。