大阪モデルに赤信号が点灯!なぜこうなったのか?
▼私の住んでいる大阪で医療崩壊が進んでいます。
新型コロナウイルスの中等症・重症の患者が急増し、病床不足(サポート体制含む)が深刻化してきているのです。
結果として、本来受けることのできる医療サービスを受けることが難しくなり、
”普通は助かる命も助からなくなる”
という最悪の事態が近づきつつあります。
そこで昨晩、大阪では、大阪モデル赤信号が点灯することになりました。
本来、赤信号は「止まれ!」の意味があるはずです。
しかし、新型コロナの赤信号に関しては、これまた強制力がありません。
外出自粛とはいえ、会社も学校も普通に社会は動いています。
不要不急の外出を控えてと言いますが、会社・学校など、ほとんどの人は用があるから動いているのです。
新型コロナの特徴も少しずつ明らかになってきているため、4月の緊急事態宣言のときのような効果も見込めないでしょう。
普段の医療サービスが期待できない以上、新型コロナ以外の普通の病気にも、交通事故にも、今まで以上に気をつけなければなりません。
誰でも予想できたことです。
それなのに、こんな状態になる前になぜ…。
全国に先立って、大阪が危機に陥っている理由はいくつか考えられます。
・渋谷を超えるほどのハロウィンパーティの盛り上がり
・食いだおれの街としてのgotoイートの盛り上がり
・感染防止よりも経済活動に前のめりになり過ぎた(各種キャンペーン)
・知事がK値・イソジンなど、手を広げ過ぎた
・科学的根拠を軽視しすぎた(ノーベル賞の山中教授も指摘されています)
そして、なんといっても、不要なタイミングでの大阪都構想の住民投票でしょう。
(このタイミングですべきではないと6月の記事でも書きました。)
反省すべき点は多々ありそうですが、現在はそんなことを言ってる局面でもありません。
医療従事者の方々は、国や自治体からの大きな支援もなく、命をかけて頑張っておられます。
私も一府民として、可能な限り、外出は控えたいと思います。