驚くべき、全国の無人駅の割合!東京も大阪も…
▼「無人駅」
文字通り、一日中、駅員のいない駅のことを指しています。
「無人駅」と聞くと、何か、ものすごい田舎の小さな駅を想像してしまいますよね。
では、この無人駅。
一体、全国でどのくらいの割合で存在しているのかご存知でしょうか?
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国土交通省の調べによると、2019年末時点において、全国に存在している鉄道駅は全部で9465駅なんだそうです。
このうち、なんと無人駅の数は…
4564駅存在しているとのことです。
これは48.4%、
つまり、全国の駅の約50%が無人駅だということになります。
驚きの数字ですよね。
現在の日本において、駅員さんのいない駅が約半分もあるとは…。
しかも、この数字はどんどん増加傾向にあるようです。
都道府県別に見ていきましょう。
では、東京や大阪はどうなのでしょう?
東京の無人駅の割合は9.9%、大阪の無人駅の割合は16.0%です。
大都市東京でも、10駅に1駅は無人駅なんですね…。
ちなみに、無人駅が一番少ない都道府県は、沖縄県の0%でした。
理由は簡単で、モノレールしか走ってないためです。
このように、日本の無人駅の割合は非常に高いということが分かりました。
この背景としては、人口減少に伴う、鉄道需要の低下が影響していると考えられます。
需要が減ると、鉄道会社の経営が悪化し、コスト削減、つまり、無人駅が増加することになります。
特に、田舎では顕著です。
私の田舎である島根県でも、数年前にJR三江線が廃線となりました。
無人駅は効率的なようにも見えますが、視覚障害者など、電車に乗る時のリスクもあります。
電車を使う立場からすると、できれば、駅員さんがいるほうが安心感がありますよね。
ただ、無人駅の増加。
この流れは止められないのでしょうね…。