無意識に行われるコロナ差別…これだけは避けたい表現…
▼新型コロナの感染拡大状況については、周知の通りです。
このため、コロナの話題については、できるだけ書かないようにしたかったんですが…
子供の話を聞いて、少し気になったので、記事にしてみようと思いました。
それはコロナ差別の話です。
新型コロナウイルス自体は悪ですが、コロナにかかった人に罪はありません。
コロナになったからといって、差別とかいじめとかにつながってはいけないと思います。
これは誰もが同じ意見だと思います。
ただ、無意識のうちに、あちこちで、コロナ差別を助長するような表現が見受けられるのです。
その代表が次の言葉です。
「マスクとか感染対策をきちんとしていれば、コロナにはならないよ。」
一見、良さげなメッセージに聞こえます。
数学の世界では
「AならばB」
と
「BでないならばAでない」
の真偽は一致すると言われています。(対偶)
先ほどの言葉の対偶をとると
「コロナになった人は、感染対策をきちんとしていなかった」
となり、まるでコロナになった人に非があったような表現となります。
この言葉は、よく政府関係者が口にする言葉です。
この局面、コロナは誰がかかってもおかしくありません。
上記の表現をしていると、コロナになった人が、まるできちんとしていなかったような誤解を与えてしまいます。
現にそう感じている人も多いようです。
「コロナは誰がかかってもおかしくないけど、マスクなどで少しでもリスクを下げようね。」
相手が子供なので、言い方は難しいですが、コロナ差別だけは助長してはいけないと思います。
政府関係者も、楽観的なメッセージやコロナ差別を助長するメッセージだけは避けてほしいですね…。
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